2020-07-26から1日間の記事一覧
前曲↓ nfield.hatenablog.com 君をめぐって、過去と現在が交錯する。 夕立が響く 鉄橋の下 かつて君と雨宿りをした、思い出の地を訪れる。 頬伝う雨粒 君はふざけて 指で拭いながら言う 「泣かないで」 夕立に濡れた頬を涙に見立てて、泣き虫な君が自分をふ…
前曲↓ nfield.hatenablog.com 濁った水底のような、くぐもった不穏なメロディが耳を這う。 君を映す水滴 空を覆う彗星 水滴に君の姿を見る。彗星は古来、不吉の象徴。 変わってしまったのは誰 探しているうちにやがて しまいこんだ本音に 埃が積もる 変わり…
前曲↓nfield.hatenablog.com 孤独な部屋から、場面は転換を迎える。 ベッドを押し込んだ後、男は半球状の器を持ち出す。そしてどこからか用意した水槽から、水を注ぐ。空へ静かに浮かび上がる器に少し躊躇いがちに硝子壜を入れ、曲は「淡水魚」へと移ってい…
前曲↓ nfield.hatenablog.com 「序詞」と同じ部屋で、下弦の月夜に男が唄う。 晴れた日よりも雨の日が好きで 冷めたふりしていつも泣き虫で 思い出される、君のこと。 鉛色に染まる部屋の中で 君が置いていった硝子壜だけが 色を集めて光反射して ただひとつ…
前曲↓nfield.hatenablog.com フレーズが回り続けるかのように繰り返されるイントロ。 水滴の音で開いた曲に合わせ、白いシャツの男がマイクを持ち、少しの笑みを浮かべながら、円環の中心で踊る。 バックでは歌詞に対応した映像が次々と流れていく。 見慣れ…