雑感のススメ

三浦大知を摂って生きている

三浦大知「球体」とは一体何なのか

先日、三浦大知の独演「球体」の世界同時上映がYouTubeにて行われた。

 

2018年に独演を行い、アルバム「球体」を発表してから、三浦大知ファンの多くの心にずっとこの作品が残っている。それは単に「いいアルバムだ」「ダンスかっこよかった」などという陳腐なものではない。

アルバムを通して歌とコレオで描かれる、深遠で捉えどころのない世界観。全曲日本語詞によって紡がれる難解な表現、比喩。様々な音楽的要素をブレンドし、単純なカテゴライズを許さないサウンド

 

 

ある架空の世界で描かれる時空を超えた17の物語は複雑に連鎖しそしてまた繰り返していく。
三浦大知とNao'ymtが贈るコンセプチュアルプロジェクト「球体」。
全編日本語で綴られた詞は感情と情景を描写する旋律と編曲に紡がれる。
文学的要素が融和する世界に誇りうる美しい国産音楽作品の誕生。

(三浦大知 OFFICIAL WEBSITEより引用)

 


三浦大知 (Daichi Miura) / NEW ALBUM「球体」(2018/7/11 ON SALE) -Teaser-

 

 

明らかにそれまで彼が作ってきた音楽とは異なるニュアンス。EXCITEやBlizzardなどの代表的ヒット曲からはまるで想像のつかない作品群である。3年半もの年月をかけ、作詞作曲家Nao'ymt(矢的直明)と作り上げた、濃密で不思議なこのアルバム。

 

そも矢的直明の詞というのは、all converge on "the one" や Be Myselfなどに代表されるように、日本語の持つ意味・語感・韻などをふんだんに使い、そこに英語詞や、印象に残るサビでのフレーズを絶妙なバランスで混ぜ合わせることで、オリジナリティやある種の中毒性を生み出しているのだと思う。その彼だからこそ、一つのストーリーを基にして全編日本語で描くという、現代日本の音楽シーンでは非常に難解なことをやってのけるのだ。そして音に関しても、この音を使うからこそ、物語の細かいニュアンス、言葉では容易に表せない(言葉で表すのは相応しくない)情景を鮮明に浮かび上がらせることができる、というものが随所に見られる。

 

そしてこのアルバムおよび独演で描かれる世界に、答えはない。発表から2年がたつが、無論として公式からの作品解釈、ライナーノーツのようなものは一切ない。これはリスナー一人一人が、独演を観て、アルバムを聴いて、感じたものが正解、ということなのだろう。

 

…しかしどんなアーティストの作品であっても、難解な詞のついたものは解釈をしたくなるのがリスナーの性というか悪い癖というか。実際自分は最初アルバムを聴いたとき、一切意味が分からなかった。全体のストーリーもさっぱりで、曲ごとの詞の表現もさっぱり。さながら結論の出ない推理小説の読後のように、謎が頭に残る。

それでもひたすら強く感じたのは、「俺はとんでもない作品に、とんでもないアーティストに出会ってしまった」ということ。頭での理解を、心での共感を超えた、日本人としての潜在的感性とでも言うべきものが呼び起こされたような感覚。

 

それから数々の考察サイトをあさり、幾度となくアルバムを聴き返した。そして今回改めて独演を観て、全曲全歌詞の解釈をするに至りました。すごいはしょったけど。

実際やってみて思うのは大知と矢的直明は化け物タッグだということ。文字の一つに至るまで一切無駄がない。詞、曲、タイトル、歌声、ダンス、演出、全てがこの世界観を見事に表している。めちゃくちゃなこと言うと、ストーリーの根底そのもの、大枠については誰しも想像したことあるような話なのに、それを唯一無二の表現、結末に落とし込んでいる。この結末だからこそ、このアルバムは「球体」であることができる。…そろそろ何言ってるか自分でも分かんなくなってきたな。 まあまとめるならこれはもう日本の音楽とかそんなレベル超えて「文学」「芸術」だってことですね。

 

 

そんなわけで全17曲、いくつかのサイトの考察を参考にさせて頂き、全歌詞の解釈、ストーリーの考察をしました。あくまで個人の解釈である上に、Nao'ymtの日本語レベルが高すぎてマジで理解できないものもチラホラありますが、ご容赦願いたいと思います。

 

参考にさせて頂いたサイト

https://ameblo.jp/sally-dm/entry-12391770209.html

https://takumi0126.hatenadiary.com/

 

 

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2時間ずっと想像を超える漢、三浦大知 ~COLORLESSツアー感想~

三浦大知の紹介文に「特技は想像を超えること」を追加した方がいいと思うんですよ。

 

 

ティザーの段階で大作映画みたいなワクワク感を醸し出していたCOLORLESSツアー映像がついに解禁。


三浦大知 (Daichi Miura) / LIVE TOUR COLORLESS at 国立代々木競技場第一体育館 (Teaser)

 

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そんなCOLORLESSツアー、一言で表すならば「漢」。「雄」とも言える。

とにかくこれまで見せたことのない激しい表情、声色、演出がてんこ盛りで脳が追い付かない。目の前のステージに立っているのは本当にあの腰の低い礼儀正しい三浦大知なのか?ロッカーのデビュー当初並みにとがってね?みたいな場面が次々に現れる。

ツアータイトルにもなっているCOLORLESS自体が、今までの三浦大知にないかなり尖った曲であり、彼の表現に革新をもたらしているのだが、その影響が過去の楽曲の演出にも及んでいると感じた。要するにめちゃヤバい。


三浦大知 (Daichi Miura) / COLORLESS -Choreo Video-

 

そして何より声の調子が良すぎる。大体のツアーでは後半になるほど声がかすれたり出にくくなることが多いが、今回の大知は終始調子がいい。一曲目からとんでもない声量出すし、前半戦は6曲もノンストップだし、後半戦はさらに走って踊って歌うし。何?何なの?怖いんだけど。しかも曲の頭でたびたび煽りで絶叫するし。もっと喉大事にして。

 

あと個人的にkazukiとNOPPOのシッキンの二人が参戦してくれたのがめちゃくちゃ嬉しい。シッキン全員がもう一度ライブで大知と共演するの見てえなあ。

 

以下、ネタバレ満載につき。

 

 

 

 

 

 

 

 

1.COLORLESS

オープニングのアレンジの段階から惹きつけられる。原曲から大きく曲調の異なったアレンジはライブでの醍醐味の一つ。

だが本来この会場に参戦していれば、アレンジはおろか初めてこの曲を聴くのだから、何が待っているのかわからない期待と緊張感は途轍もないものだろう。

無機質で機械的、どこか不気味なこのオープニングと共に、大知がステージに降り立つ。というかいつの間にか降り立ってた。ここ数年の派手な衣装とは縁遠い、黒のシャツにカラフルなズボンというシンプルな出で立ち。ハンドマイクを片手に、ステージの中央に静かに鎮座する。

次々に軌道を変える照明に、展開していくアレンジ。これだけでももう観客は(初披露が故もあって)圧倒される。

そして、突如として始まるダンス。後にCOLORLESSのサビの振り付けと分かるが、もちろんライブ会場の観客にはわからない。広いステージの上で、たった一人でただ踊る大知。歌ではなくまずダンスを見せつけるのはライブとしては珍しい(The Entertainer以来)。表情が読めないこともあり、まるで取りつかれたように踊る。

開始数分で、会場を完全に支配した。

 

雄叫びと共に曲は始まり、高揚を抑えられないといった風に大知は体を揺らす。静かな歌い出しからやがて曲はあまりにもしたたかなメッセージをむき出しにする。Bメロからサビにかけて、彼の率直な思いが魂の歌声で紡がれていく。

What is your color?

君の色は?

I am colorless

超人数の前でのこの「無色透明」であるという堂々たる宣言。決意表明。文字通り「自由に」ステージを子供のように跳び回る。持てる衝動を全てぶつける大知の姿に、観客はただただ息を呑む。サビ終わりの目が完全に獣。

 

暗転後、ダンサーがステージに集結。ジャンプからインする振りが完璧すぎる。げに恐ろしいのはやはりマイク片手にあの振りを踊る大知。「歌いやすさ」を度外視している。ここまで揃っていると曲の雰囲気も相まって神聖に見える。この7人、聖者?

なんというか、この振り付けってキャッチーさゼロじゃないすか。大知のダンスに目が慣れてない人だとただなんか体がグオングオン動いてるだけに見えちゃうみたいな。どこを切り取っても圧倒的「芸術」、洗練に洗練を重ねた感じがたまらないですよね。「もっと自由に」の後の4拍で体ガックガクになんのが一番好き。

 

曲が終わり、三角形のスクリーンに映し出される、COLORLESS TOURのタイトル。惚れた。もう3000円完全に元取った。

 

 

 

 

2.Blizzard

照明が青に染まり、テンション絶頂ソングBlizzardへ移る。氷塊の映像を背に、大知がここでオープニング挨拶。

 

「DAICHI MIURA LIVE TOUR 2019-2020!!!

 COLORLESS!!!!イン代々木へみ゛なさんよ゛うこそォォォ~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!

\ワアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!/

 

……何?オープニングの声量じゃないでしょ。千秋楽の後半の声量だよ。しょっぱなから本人が一番盛り上がってるよ。こんな感じで今回のライブ隙あらば叫んでる。怖い。なのに歌声はぶれない外さない。怖い。

そして2曲目から飛ばす飛ばす。もう汗だく。前回のONE ENDと違い「Break the ice now 」の部分を歌ったりラスサビで渾身のフェイクをかましたりと胸熱。

 

 

 

 

3.(RE)PLAY

Blizzardからノンストップでイントロドン。忙しい。

 

「つ゛いてこれますか~~~!!!!!!!!!!!」

\ワアアアアアアアアアアア!!!/

叫ぶ叫ぶ。

 

おなじみのフォーメーションポーズを決め、(RE)PLAYスタート。今回は歌詞忘れなかった。えらい。あと間奏部分でのソロ回し、ラストのフリーダンス祭り最高。

 

 

 

4. I'm On Fire

間髪入れずにI'm On Fire。オレンジの照明に火柱と見てるだけで熱くなってくる。

ダンサーの衣装のせいかDoor to the UnknownのアンコールのI'm On Fireに見えるんですけどそこんとこどうですか?

 あとこの曲、やっぱ何回聴いても爽やかなメロからめちゃくちゃ乱暴なEDM調になるの面白い。もちろんここでも意味わからんくらい叫ぶ。そして当然のように片手側転をする。

 

 

 

5. Who's The Man

また間髪入れない。つけ入る隙も休む暇もなし。

イントロの「Kick」のところアングルが完全にMVで「MVじゃん」って言ってしまった。

花道でのダンサーのソロ回しが贅沢過ぎてヤバい。全員の個性がにじみ出てる、もはや生き様。NOPPOの動きがめちゃくちゃシッキンぽくてかっこいい。個人的にはPURIの振りが一番かわいくて好きです。この曲こそまさに「男」。

 

 

 

6.誘蛾灯

 

………………………? 誘蛾灯?……………………ん?お?おえ?………………マジかよ……

 

 きゅ、急に球体の異質でダークな世界観はビビるって…………観客言葉失ってるじゃん……

照明とスモークによって誘蛾灯光る夜の街が上手く表現されてる。「胞子」の感じも醸し出されてる。すげえ。

前回のONE ENDに続き、球体の曲がバンドアレンジによって全く違った顔を見せる。しかもこの誘蛾灯はその中でも群を抜いている。正直誘蛾灯そんな目立たないんで好きじゃなかったんですけどめさめさグッときました。

イントロ~Bメロの静かでセクシーな雰囲気からサビで一変、激しいギターリフによって夜の街の混沌、不穏さがビシビシ伝わってくる。「眠らない街」で仮面被って手なびかせる振り、マジでエロすぎる。2ABメロの一人一人に違う振りさせてるのも、この街の多様性(というより不干渉)を描いているようで舌巻いた。「記憶開く~」の部分では眩暈がするほど白と緑の照明が点滅。断片的に見え隠れする記憶を彷彿とさせる素晴らしい演出。

そしてまさかのアウトロバンドアレンジ。ここで球体の枠組みを完全に破壊し、単純なダンスソングへ昇華する。不穏とにじむ狂気を音にしたようなサウンドが最高。

音がやむ最後の最後までもがくようなダンサーの動きまで、おいしく頂けます。

 

 

 

 

7. Blow You Away!

誘蛾灯のシリアスを吹き飛ばす一曲。シンプルに疑問なんですけど、なんで汗だくなのに上にもう一枚着るの?しかもちょっとサイズ大きくね?

テーマパーク感溢れるこの曲ではモッチーのドラムが大活躍。今日も髪の毛いい感じ(満島ひかりの受け売り)。

ピアノに座り出す大知。コラ。

 

 

8.Complex

大知のピアノ演奏会、開幕。もうどこまで楽器に手え出すのよ。ほとんどのアーティストの凄み殺してっから。

カップリングの中でもかなりの人気を誇る(であろう)曲。収録シングル内でA面抜いて一番披露されてるって何事?

ギラギラしたレトロな音が代々木を包む。間奏のエフェクト効かせたキーボードがクセになるBaby face……

 

 

 

9. MAKE US DO

「セクシー」を形にした神エロ曲。

前奏で花道に向かいながら汗を拭う時の目、完全に18禁。

繊細で力強い、しなやかでドセクシーな振り付け。色気を詰められるだけ詰め込んだ歌声。何故かわからんけどめちゃくちゃ高台ステージが似合う曲。

 

 

 

10. Forever&Always

ライブ映像になったのは多分初。カップリング含め3曲全てにコレオ付きという化け物シングル「Cry&Fight」のカップリング。

シッキンの二人との優しさ愛情フルコンボダンス。包み込むような丁寧な動き、脳が溶けていく濃厚ボイス。密です。 

シッキンとやってるからか、一つの演劇を見たような満足感。ここまでの40分でライブ終わりですとかいう井上陽水みたいなこと言われても許せる。いや許せるか?

 

 

 

 

ここでMC。FEVERツアーといい立つタイミングを客に委ねるの好きだな。

ツアータイトルの「COLORLESS」の意味も説明。どう考えても1曲目のパフォーマンスは「フラットでいたいな~」程度じゃないから。「俺をくだらねえカテゴリーに分類できるもんならやってみろや三下ぁ!!!」くらいのニュアンス伝わってきたから。音楽界のアウトレイジだよ。

僕は三角オブジェよりもさっきの動く花道が欲しいです、avexさん。

 

 

 

11.Lullaby

バラードコーナーへ突入。

身もふたもないこと言うと、大知の歌声とピアノだけで十二分に完成されてると思うんですよね。オブジェ君……

大知の優しく心に染み込む、語り手のような声質、そしてピアノとこれ以上ないほどマッチした名曲。シングル音源より心を震わされた俺は一体……やはり大知は想像を、「記録を超える」男。

 

 

 

12.別れのベル

ハーモニカまで操り出したよ。なんなんだよ。

懐かしい選曲。アコースティックギターとハーモニカの素朴な音色がカントリーミュージックのような柔らかさと、詞に表された哀愁を奏でる。この詞がまた、「人は」と俯瞰したような強がりを隠せていなくて等身大の人間像を感じられる。

 

 

 

 

13.片隅

シングルジャケットの映像をバックに、穏やかな歌い出しから始まる新曲。ここは不思議と三角のスクリーンが似合う。

何気ない日常の隙間にも去ってしまった人を想う、別れのベルからの流れをうまく繋いだ大知本人による詞。徐々に熱を帯びる歌声と、救われないエンディングの描写が切ない。

大知がいったん退場し、アウトロはDMバンドによる見せ場。上條頌のギターの大胆なアレンジ、ラストのタッキーの噛みしめるようなピアノはさすがの一言。

 

 

 

14.飛行船

後半戦突入。極彩色のジャケットに身をまとった大知が再登場。この曲そこまで「立つところだな」感ある……?

ライブでのこの曲は本当に照明がいい仕事をしていて、まばゆい光を背に踊る大知とダンサーに神聖さをもたらしている。誘蛾灯は球体とニュアンスが大きく違ったけれど、飛行船はシリアスや独特の緊張感と、ライブでの雰囲気を絶妙なバランスでブレンド出来ている。会場中の光を一身に浴びて踊る大知の姿はまさに唯一無二。

 

 

 

15.Corner

この曲のダンス見るために買ったといっても過言じゃねえんだよ……

三浦大知の魅力がほぼ全て詰まった奇跡の曲。両A面なのにタイアップのせいで一方ばっかりクローズアップされる風潮ほんとどうにかしろ。そもそも「片隅」と「Corner」は二つで一つなんだよ。片隅があるから同じメロディーラインを使ったCornerのギャップが生まれるわけで。Cornerがあるから同じ言葉なのに全く違うニュアンスを感じさせる片隅が響くわけで。初めてCorner聴いた時「マジかよ」って声出たわけで。鳥肌立ちすぎて鳥になるかと思ったわけで。

歌い出しは少し重く、霧に包まれたような不安がにじむ。そこから徐々に開き、Bメロで雰囲気が一変する。軽快なリズムに合わせて思い思いの動きを見せるダンサー。通称「リズムポージング」。そんな通称はない。UnlockしかりLook what you didしかり、リズムポージング(仮)入ってたら大体名曲。ダンサー一人一人の動きを焼き付けたいので目が10個くらい欲しくなる。

そして「行くぞ!!!!!!!」のシャウトと共に一気に「静」から「動」へ転じる。これがたまらねえ。これこそこの曲の最高潮。Aメロの静けさが嘘のように滑らかに縦横無尽に踊り尽くす。「未知を連れて」のとことかもう無限に見てられる。「崩れたフォーム」も全然振り崩れてねえけど最高だし。2Bメロで拍が変わるとことか聴いてても若干惑うのにそれを寸分のズレもなくダンス揃えるとかヤバイ人達でしょ。

ラストにフリーダンスの応酬。ファンサ多すぎ。死ぬ。あと音消えた余韻でポーズ変えんのカッコよすぎワロタ。

 

僕のCorner愛、伝わったでしょうか。

 

 

 

 

16.Right Now

何度聴いたか分からないイントロ。叫ぶ大知。

「まだまだいけますか~~~~!!!!!!!!!!!」

\ワアアアアアアアアアアア/

 

 

「まだまだいけるか代々木ィ~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

\ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!/

 

 

 

……オラオラの化身。テンションの化け物。三浦・オラオラ・大知降臨。だがこれはほんの序章に過ぎない。

会場全体をまさしくフロアにし、色とりどりに染めるこのRight Now。2Aメロ途中からそれは起こった。

突如、花道から降り観客の目の前を走る大知。溢れる歓声。伸ばされる手。進む大知。そしてメインステージから離れた、小さなサブステージに移動。

ここで曲は一気に様相を変える。そう、FEVERツアーにて披露されたRemixバージョンである。歓喜し声も手も上げる客席に、大知は指を振る。

「熱いフロアってのはこんなもんじゃねえだろ!!!!!!!!!!!!!!!!」

まさしく三浦・オラオラ・大知。普段の彼の腰の低さはこのオラオラ形態を最大限生かすための作戦。違うわ。

まあ正直ティザーの段階でRemixってことは分かったんでもしかしたらオラオラ大知見れるかもな~とは思ってたんですよ。

 

ただ一番ビビり散らかしたのがCメロのロングトーンで。何あれ?あんな歌じゃ無かったよね。何故"もう一音上がる"?というより"上げられる"?ヤベェよ……ダンスチューンR&Bの中にバラードぶっ込まれた感覚……なんか聴いてるだけで泣きそう…………初披露以来何度も何度も聴いたはずのこの曲が狂おしく好き…………

 

 

 

17.EXCITE

「まだまだいけますか~~~~!!!!!!!」

まだまだフロアの熱狂は終わらない。EXCITE・11月のタオル祭りin代々木。エグゼイドカラーの光に包まれながら、走っても踊っても止まらず歌い続ける大知の姿はまさにエンターテイナー。

 

 

 

18.Cry&Fight

BHTでのイントロアレンジに、新たなコレオを携えてC&Fが帰ってきた。嘘だろ。まだ進化するのかよ。

終盤でのC&Fはかなりきつい(と思われる)。だが今回は声がほとんどブレない。ダンスも妥協しない。無音までやりきる(無音でフォーメーションまで変えてるの腰抜かした)。この曲も次のライブからの進化が楽しみだ。

 

 

 

19.Be Myself

メロディーラインだけで泣いちゃう。散文詩的な短い言葉だけで情景を浮かび上がらせ、爽やかにも程があるシンセで心を揺さぶる最強の曲。近年のシングル曲でも群を抜いたクオリティ。2サビの「追いかけ」の優しさで全てが浄化される。

加えてコレオも最上級。もちろん甲乙つけがたすぎるんですけど、一番好きなコレオ何って聞かれたら真っ先に候補に入るくらいには大好きなダンスです。

最初に歌ったCOLORLESSとこのBe Myselfは雰囲気は全く違うけれど、「どんな時も、無色透明な自分でいたい」という信念は同じ。まさにこのライブを締めるに相応しい曲。

 

 

 

 

 

 

Encore

20.all converge on "the one"

アルバムツアー以来の披露。音色の一つ一つがどういうわけか無条件に琴線に触れるちょっとよくわからない聖歌。

以前星野源のラジオに大知がゲスト出演した際「ライブでこの曲を歌った時客席にいた女の子が泣いていた」と語っていた。歌詞の内容は球体に通ずるところも感じる、かなり難しいものだが、音楽だからこそ意味を超えて伝わるものがあるのだと思う。

 

DMクルー紹介。kazukiからの流れの被害者Taabow、shingo。Taabowかわいい。ダンスに入る瞬間目が"ガチ"になってるシンゴメン面白すぎる。

 

 

 

21.Darkest Before Dawn

心が高鳴る、温かなコーラスが聴こえてくる。ついに最後の一曲。

会場全体がこの曲の色に染まり、鮮やかな声を響かせる。ロングトーンも欠かさない。

2番からは完全に実家。メンバーの雰囲気どう見ても家族。シンゴメンとNOPPOがふざけあって吹き出してるの平和の象徴かと思った。見てるだけで多幸感が溢れてくる。サビにいたっては目の前の風景幸せすぎて大知寝ころんじゃうし。

ラスサビをきっちり踊り尽くし、最高の笑顔で色とりどりのライブ終了。

 

 

 

 

エンドロール、COLORLESSのインスト付き。豪華すぎ。サビこんなに温かみのない音してんのか。

 

 

 

2時間ずっとサビの曲聴いてるみたいなライブでした。誘蛾灯やRight Nowなど既存曲も全く新たな顔を見せてくれたし、新曲もこの上ないパフォーマンス。我々が「次のライブこんな感じかな」と思ったその瞬間に、大知はその想像の三千里先を行っている……

 

 

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DAICHI MIURA LIVE TOUR COLORLESS at 国立代々木競技場第一体育館

DAICHI MIURA LIVE TOUR COLORLESS at 国立代々木競技場第一体育館

  • 発売日: 2020/06/17
  • メディア: Prime Video
 
 

 

三浦大知 最強セットリスト(仮)

 


COLORLESSツアー映像が待ち切れない上に、大学が始まって数時間パソコンの前につきっきりで頭おかしくなりそうなので、ここらで現実逃避してみたいと思います

 


ぼくのかんがえたさいきょうせっとりすと

 

セットリストという概念が生まれてから何億という人間が考えてきたこのn番煎じ企画。絶対どのアーティストでも先駆者がいると思いますが、文字通り千差万別なのがいいところ。
「この曲入れないとか正気か?」「これ絶対ラストじゃないだろにわかか?」みたいな戦争に発展する可能性こそあれど、そこは各アーティストのファンの民度が問われるというもの。平穏に行きましょう。

ということで今回は三浦大知。一晩考えた。20曲ライブでやるとして、セトリのパターン総数は1476731411991746229318977688228790272000000通りなので、被る可能性は考えてません。被る方が無理。千差万別どころじゃねえ。

セトリに対する異論は認めます。異論しか認めません。

設定は武道館での2Days、(RE)PLAYツアーよろしく、ダンサーはシッキン+シンゴメン、PURI兄貴、Macoto兄ちゃん、Taabowパイセン、女子はAkanen、Miu、ERI、Ami。贅沢すぎる。Shotaまたステージ上がってくんねえかな。DMバンドは「いつもの」で。

 

 

 

 

 

1日目 

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備考

オープニングはCornerのメロを基調にしたぐっちゃぐちゃのアレンジ。客を「ナニコレ」にする。

Elevator~Drama、Bring It Down~SHOUT ITはノンストップ。客もクルーも休ませない。

Flagの懐かしさで古参を殺し、MUD~淡水魚の濃厚ダーク・R&Bゾーンで全員息の根止める。

「カバーやります」と言って唐突に星野源の「季節」を歌い、星野源ファミリーもれなく失神。俺が聴きたいだけ。

 


星野源 – 季節 (Official Video)

 

後半戦は 聴きたい曲詰め込みました。U~Hang In Thereで涙腺瓦解させてくれ。

あ?無音がない?

Cry & Fightがそこにあるじゃないのよ(そろそろ違う曲で無音やりだしそうで怖い)。

ラストは恒例の新曲。多分Yoursではない。アルバムはまだか、大知。

 

 

 

 

2日目

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 備考

大人数I'm On Fire最高。GO FOR ITで完全にアホになる。

改めて見るとBabyJust~101の流れマニアック過ぎて一部置いてかれるなこれ。

バラード2曲は久々に聴いたらエグ良かったので採用。You&Meはアコースティックか弾き語り。悶える。

お着替え後はとにかくアゲる。めちゃくちゃMIYAVIに来てほしいんですけど確実にKREVAも呼んでRAIN DANCEやる展開になって予定全部狂うので惜しくもキャンセル。

Can You Seeから徐々に雰囲気を変え、Listen Toで泣かせる。そして頼むから誰もがダンサーにコレオつけてくれ。フリースタイルでいいから。

 

「……ニュ~アルバム発売が決定しました!!!」「ギャアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!」

2Daysの締めはLife is Beautiful。完全に好みですありがとうございました。

 

 

 

 

 

以上です。ご査収ください。

 

 

 


 

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COLORLESSツアーのティザーを見て頭がおかしくなった 

 

 

 

 

午後11時……大知…告知……急………

 

 


三浦大知 (Daichi Miura) / LIVE TOUR COLORLESS at 国立代々木競技場第一体育館 (Teaser)

 

…………??????????コレは……何…………??????

 映画………??特撮…………???

6月…17日……?ま……待てない…………

 

 

 

 

 ポチッ(動画再生)

 

 

 

 

 

……おお………すごい重厚なメロディ……カッ、COLORLESSのアレンジしゅごい………………

うわうわうわちょっ速い速い映像の流れが速いって

 

 

 

うっわ代々木ステージデッカ、え花道カメラ目線大知カッコ良

 

 

ちょちょこれ(RE)PLA

 

えっこの高台ステージ絶対MAKE US D

 

ん?これ何の曲?あ!シッキンの二人じゃん久し振り元気してt

 

おいおい大知ピアノ弾いてるよ完全にバンドメン

 

 

 

 はうわいやちょっ迅い迅い迅い大知迅いって極彩色なのにめちゃくちゃ迅いってえこれもしかして飛行せ

 

うっっっっっっっっわ足バリクソカクカク動いてる何これTwinkle Shiny Star?違うよね

 

うお~~~~~~無音Cry&Fi

 

ギャアアアアアアアアアアアアアア出たあああああああああああ絶対理解再現不可能真・極絶技巧片手大側転・改!!!!!!!!!!!

 

 

 いやキックの足上がりすg

 

 

 

 

モノクロえいz

 

またピアノ弾いt

 

えこれハーモニk

 

 

 

 

あ!これ I'm On Fireだ「ハ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!」って叫んで

 

うわバーーーンってなってる!!!なんかキラキラしたのが宙舞っt

 

やだめっちゃ皆楽しそう……

 

いやクラファイの間奏ほんとカッコ良

 

 

 

あっ………………………………

 

 

 

 

 

 

…いや声の調子良!!!!!!!!!!!「オオンオオ~」のとこめっちゃ深みのある声出てますやん~~~~~~~~~!!!!!!!!つーか二人とはいえシッキンが新曲踊ってんのめちゃエモ

 

 

うおおおお~~~~~~~~~い急に火柱かよテンションの落差エッフェル塔かていうかぜってー暑いじゃん大知もう汗かいてんじゃんダンサーノースリーブでよかったなどうでもいいけどなんか雰囲気といい構成といいDoor to TheラストのI'm On Fireみたいな

 

 

 

 

誘蛾灯!!!!!!!!!!!!!!!!????????????????????????????

あっ!!!『誘蛾灯 球体の中で最強説』村が燃えてる!!!!!誰かー!!!!

いやこれバンドアレンジ一聴で最高って分かるなギターリフ気んん持ちよ

は???仮面被って手ひらひら……………エロ…………………色気の洪水…………

 

 

 

………あ~片隅で心洗われるわ~~~~~この音域がどんどんラストに向けて上がってくのがめちゃくちゃ美し

 

 

 

キャーーーー!!!!Right Now!!!!!!二年越しってだけでめちゃくちゃ久し振りに感じる!!!!いやしかもこれRemixバージョンやないかいおいまさか伝説の半ヤケクソ激オラオラ大知が見れんのけ???極彩色なのにオラオラなんけ????つかこれのどこがCOLORLESSなんだよ教えてくれよモッチー

 

 

 

 

 

ビッ…………………Be Myse………………………………………

無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理泣く泣く泣く泣く泣く泣く泣く泣く泣く泣く泣く泣く泣く泣く泣く泣く泣く死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ

(訳:ただでさえ綺麗で神聖な教会のチャペルみたいなシンセで涙腺瓦解するのにシッキンの二人が踊っているという事実とラスト1曲の雰囲気+コール&レスポンスでワンピースみたいな泣き方になる)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Cornerのコレオを浴びるように見たいです。以上。

 

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三浦大知のONE ENDツアーがいかにヤバいのか

Amazon.co.jp | DAICHI MIURA LIVE TOUR ONE END in 大阪城ホール(DVD2 ...

三浦大知のライブツアー"ONE END"の大阪城ホール公演の映像がYoutubeにて一ヶ月限定公開。事件です。avexがやっと重い腰を上げてくれました。

 

avex所属の他のアーティストが数日限定とはいえわんさかライブ公開してたので、「いや真っ先に公開すべきは三浦の大知では?」というオタクの悪い癖が出てしまってたんですけど、ありがとうございます。

というのも大知のライブは他のアーティストと一線を画していて、聴覚は言うまでもなく、視覚をフルに活用してこそ楽しめるんですよ。極端なこと言うとライブの途中に視覚か聴覚のどっちか奪われてもどっちか生きてりゃ楽しめる。

このONE ENDツアーホール公演では初のセンターステージが使われていて、360°、縦横無尽に大知が駆け回ります。タオル振り回して歌いながらステージ一周するとかいう部活の理不尽なアップみたいなことしてる。

 

他にもDMダンサーに新たな面子が加わったり、アルバム「球体」の収録曲が披露されたり、もちろん新曲も存分に楽しめる、BEST HITを経て進化したライブとなっております。一ヶ月間公開しているので一日一曲見ても間に合います。

以下、深いネタバレをしない程度に軽く感想をぐだぐだ書いていきますが、考えてみれば一番のネタバレ箇所、言葉で書いて伝わらないんで意味ない。

 

 

 

 

1.Be Myself

オープニングのインストがかっこよすぎるので音源化お願いします

一曲目からこれを選ぶ時点で自信に満ち溢れてる気しかしないんだけど、カーテン状のスクリーンに超どアップで大知が映る演出が強気過ぎて絶句。

そりゃ悲鳴も上がるわ。

何度でも言いますがこの曲はシンセの音が美し過ぎて耳が溶けていきます。

 

 

2.Unlock
イントロのぶちあがる激しいドラムアレンジが最高。

ライブではすっかり定番でありながら、イントロや2Aメロのアレンジや、2サビの絶対最難理解再現不能片手側転ソロパートが飽きを感じさせない。ぶっちゃけソロパートとラスサビの「ァ"オ!!!!」を聴くために聴いてる。過言。

ちゃんと語ると各ダンサーとの共演がしっかり見れるので「全員ダンス上手っっっ」などという頭の悪い感想が浮かぶ。特にダンサーMiuさんとのバッチバチのシーンはマジで最高ですね。

 

 

 

3.硝子壜

まさかのここで球体。

独演時も重苦しく独特な雰囲気に包まれたこの曲、ライブアレンジによりポップソング感は増したがそれでもやっぱり悲しい。ほどけない。

後半で感情が爆発する定点撮影シーン見たら一生消えない鳥肌というやつが立ちます。もうあの15秒CMにして流したらどうすかね。

 

4.Inside Your Head

このツアーでの大きな特徴の一つが、ノンストップのミックス。曲どうしの隙間を無くして、流れるように次の曲に繋げることで、観客にもダンサーにも大知にも休む暇を与えない悪魔の所業。

ドアトゥジ以来の懐かしソング。歌唱力が仙人の域に達した今の大知が歌うことでもはや別の曲というかカバーに聴こえる。「I'll give you all I have」の「ア"イハァァブ!!」がめちゃくちゃ好き。

 

5.(RE)PLAY

言うことなし!

100回くらい歌ってるはずなのに歌詞ど忘れする三浦大知七不思議。

 

6.Perfect Day Off

ブレイクタイム。360°ステージを活かした全員でのウェーブ、めちゃくちゃキレイでした。

 

7.FEVER

セクシータイム開始。ただ残念ながらセクシーさではBEST HITの圧勝です。あれはアカン。

 

8.Can You See Our Flag Wavin' In The Sky?

音色を抑えた静かで柔らかいアレンジ。パーカッションの音が小気味いい。

こちらもBEST HITよりも上品さに重きを置いている感じ(BEST HITが下品って意味ではない)。

 

9.Breathless

 こんなものをYoutubeで公開されたらBANされますよ、何考えてるんですか?

360°どこから見てもセクシーもいいんですけど、国際フォーラムのセクシーシルエットも好きです。

 

10.ふれあうだけで~Always with you~

原曲よりピアノメインのアレンジ。こうして聴くと大知の声の「聖」がはっきり分かる。

どうでもいいですがチャット欄に「声がニベア」っていうコメントめちゃくちゃあって笑ってしまった。

 

11.世界

ギター一本、たった一人での弾き語り。大知は演奏が途切れる静寂すら己が楽器に変える末恐ろしい力を持っています。

ただ、初めてこの曲を聴いた人は原曲を聴いてないのが本当に惜しい。ライブだけだとただ単に純粋な思いを綴ったバラードに聴こえるんですけど、アルバム「球体」を通してこれを聴くともはや別の曲。個人的にはアルバムの方が126745倍好きです。

曲単体として聴いても十分通用するんですが、アルバムの流れを踏まえると人生観を変えかねないとんでもない曲に化けます。

 

 

(実際のライブではここで星野源の「アイデア」をカバーし自身が振り付けしたダンスを踊るとかいう両ファン失神確定イベントがありますが大人の事情でカットです、マジで納得いかない)

 

 

12.DIVE!

後半戦開始。「皆さんいけますか」って毎回煽ってくれるけど、普通に考えて10曲歌い続けてる大知に行けるかどうか訊かれるのっておかしくないですか。大知、体力っていう概念捨てたのか?

間奏部分をDMクルー必殺の大胆アレンジにするという豪華っぷり。ベース渋すぎドラム強すぎシンセ奇麗すぎDJ上手すぎギター爽やかすぎでもう後半戦堪能した。

かと思ったらダンサー再登場。久々に見たな。余談なんですけど、後半戦のダンサーの衣装、過去一カッコよくないですか。

そして大知お着替え終了。ダンサーと対を成して映える白を基調としたジャケット。絶対暑いだろって思ったのはナイショ

 

 

13.Cry & Fight

スポットライトを大知に照らし、シリアスな空気の中、アカペラダンスから幕開け。

広いステージを駆け巡りながら各ダンサーと一対一のようなスタイルでダンスを展開。やっぱりサビ後のシンゴメンとのシーンが胸熱すぎる。

この曲を始めとして今回のホールツアーではスクリーンのCG映像がない代わりに今まで以上に照明に力が入っていて、Cry&Fightでは赤と白をベースにした照明がMVを彷彿とさせていて素晴らしい。

あと歌い上げた時の大知の余裕を残しつつもやり切った感のある表情、イケメンに相違ない。締めのモッチーのドラムまで旨い。

 

 

14.飛行船

アルバムの中でも一際耳に残るこの曲。独演はもちろん、アルバムのリードナンバー的存在で音楽番組でも何度か披露されている。が、正直、世界とか硝子壜に比べると曲単体で成立しにくい、アルバムの物語を踏まえないと歌詞の意味が十全に理解しにくい(ただでさえ難しい)曲だと思うので、飛行船だけテレビで披露しても大半の客は「何歌ってんだこれ」ってなる気がします。どうでもいいけど。

 

そして独演を別とすればこの大阪城ホールでの飛行船がナンバーワンです。多分。あんだけ前曲で動いたので見た目以上に大知には疲労が溜まっていて、かつサビの歌唱難度は随一なのでもう見るからにしんどそう。

しかしそれをもろともせず、噛みも詰まりもせず歌い上げた挙句トップクラスのフリーダンスを叩き出す。尺八のメロをバックに踊るんですが、音の取り方がヤバい。「そんな音ダンスに繋げるか」っていう細かなリズムまで拾い上げる。何より速い。

加えてこの曲、バンドアレンジもピカイチ。ラストの生命力溢れる爆発みたいなダンスにギターやドラム、シンセの重厚な音が死ぬほどマッチしてる。これ音源化しねえかな、マジで。

 

そして青一色の照明に代わり、曲も終盤に。

 

その時、歴史が動いた。

 

 

 

「……揺れる瞳はまるでBlack Hole」

 

 

15.Black Hole

何が起こったか一瞬分からなくなるほどの、あまりにも自然な歌い出し。流れてる音は飛行船なのに大知が歌ってるのは

Black Hole

 

歌い出しの時に客席からわずかに悲鳴が漏れてるんですが、その人は間違いなく失神してるし他の人は衝撃過ぎて頭が追い付いてないんだと思います。

さすがの大知もここまで来ると息が切れ切れになり、声に鬼気が迫る。それがまた音源で決して味わえない味を生み出す。こうなると完全に化け物の域。音楽の鬼。

そして、始まる無音の空間。

 

寸分も狂わないダンスのコンビネーション。足音だけが鳴り響く静寂。ただただこの9人に目を奪われる。

無音ダンスが終わり、完璧なタイミングで演奏が炸裂。溢れ出す歓声。

ここで各ダンサーの見せ場、フリーダンスの応酬。いつもツアーで大知が必ずダンサーに敬意を表して見せ場を作るのだが、まさかこの曲でとは。とりあえずMacoto回り過ぎ。人間ゴマじゃん。

つーかPCでよく見て初めて気付いたんすけど、見せ場で踊ってる時他のダンサーも大知もちゃんと音に合わせて動いてんのね。テテテテテテ(プオンプオン)、テテテテテテ(プオンプオン)…のとこ。

あとサビ終わりのグオオン…グオオン…グヲヲヲヲヲの時に照明が同期して動く演出が超好きです。

2Bメロの正面からのカットが個人的にどストライク過ぎる。やっぱり個々のダンスもさながら全員で踊った時の一体感、そこから生まれる凄まじさから目が離せない。

ラスサビの大知の声が激しいオラオラになってんのとかも~~~~最高。鳥肌しか立たない。この「追い詰められた限界寸前の大知」はライブでしか見られない一つの大きな魅力。しかも加えて胸のアイソレーションのフェイクまであるとか完全にファンに止め刺しに来てる。

 

この「新生Black Hole」、確実にライブ史に残る最高傑作の一つです。

 

 

 

16.Blizzard

ライブも終盤戦。

中央ステージが変形し、氷のような青の照明に彩られる。煙の立ち込めるステージの真ん中で、ジャケットを脱いだ大知が高らかに叫び、曲が幕を開ける。

驚くことにあれだけキッツイどMセトリを経てもなお彼の歌声は弱らない。「鼓動が己に問いただす」「この宇宙の全てを照らす」のとこで「まだそんな声出るんですか…?」って若干引いた。

タイアップの効果もあり大人気を博したこのBlizzard、ライブで絶対爆発するタイプの曲だよなと思ってたんですが予想以上ですね。C&F並みの定番曲になるかも。

 

 

17.EXCITE

定番曲候補からのど定番曲。

なかなかお目にかかれないABメロぶっ通しでの振り付け。豪華過ぎる。あとダンサーが楽しそう過ぎる。めちゃくちゃ疲れてるはずなのに。DMクルーって「疲れ」という概念を捨てなければ入れない人智を超えた集団なのか…?

センターステージによって、客席のどこから見てもEXCITE。360°EXCITE。大阪城ホール総EXCITE。あと照明の配色どう見てもエグゼイドですありがとうございました。

ちなみに冒頭に書いたステージ一周熱唱コースはこの曲です。サラッとえぐいことやってる。

 

 

18.music

 なんだかんだでFEVERツアーから皆勤賞の曲。

DMクルーの凄さの一つに、「世界観を作り出す力」が挙げられる。曲の持つ世界、雰囲気、魅力を、一挙手一投足から表情まで使って表せるのだ。ちょっと前まで全神経集中させて無音で踊ってバカシリアスなムード作ってたのに、何もなかったかのようにニッコニコしてmusicやってる。そのギャップが恐ろしくも素晴らしい。難しいことを考えず、音楽に身を任せるだけで楽しめる空間を作り出している。

かと思いきやラスサビの華麗すぎるターン。教科書に載せろ。

あとホント楽しそうに歌うよね、大知。

 

 

19.Darkest Before Dawn

ついに最後の一曲。冒頭のコーラスを煽るところのストリングスのアレンジが美し過ぎて泣く。この曲はやはり大知だけでなく、会場全員で作り上げるものでなければ。

最後の最後まで大知は手を抜かないので、10秒ロングトーンもやっちゃう。さすがに声がかすれ気味だが、それでもやり切る。「まだそんな声出るのか…!」と嬉しくなる。正直この曲で大知の声はだいぶ限界を迎えてるんですけど、決して歌うことをやめない。これぞプロ。最後の最後まで、心から楽しそうに見える。それにつられてみんなが手を高く上げて歌う。

そしてダンスは全員最後までキレッキレです。最高でした。

 

 

 

 

 

Encore

20.Anchor

1時間半の疲労を5分で取り戻す男、三浦大知

信号より黄色してる黄色のライブTシャツをまとい、「アンコールありがとうございま~~~す!!」と軽快にステージに再び立つ。なんか…声の張り増してない?

胸に手を当て歌い始めたAnchor。いつものライブアレンジでなく、音源ベースでの披露。結局原曲が一番しっくり来るんだよなあ。

極めつけはラスト、マイクを口から遠ざけながらロングトーンを歌いきるとかいう最早理解不能なパフォーマンス。マイクが腰のあたりにあるのに、比喩でもなんでもなく、ホール中にその声が響き渡る。この上なく純粋な歌唱力で魅せる、声量神・三浦大知

 

 

ここでMC、ツアータイトル「ONE END」に込めた思いを語る。発表当初は「一つの終わり、終着点」的な意味だと個人的に思ってました。アホ。音楽を通して端を、ONE ENDを掴みあうことで繋がる。彼を一流アーティストたらしめる思いのこもった、スタイリッシュでとてもいいタイトルだと思います。

 

そして本当にラスト一曲。「え~~~~~~~」からの「元気残ってるんですね?」の流れ何回見ても好き。

 

 

21.Touch Me

さ…最後の最後にこの絶妙な選曲…さすがだぜ……

しかも今回のアレンジ、めちゃくちゃ洗練されててビビった。イントロのピアノのグリッサンド(指を流すように切れ目なく弾くアレ)、テクニカルなギターにスクラッチ、全ての音が光るようにキレイ。呼応するように大知の歌声もクッソ美しい。ライブ序盤かよ。ダンサーも再登場し、思い思いのダンスを見せていく。

そして見せ場、ステェップ!!!!

ライブもう終わるのに全員キレが強すぎてキレに殺される……一瞬ピタって止まるやつも動→静→動の流れ完成しすぎ……つけ入る隙がない……

 

ドゥユワナタァッチ!!!!!!

何でそんな声出るんだよ。ハチミツ一気飲みとかした?甘党のロッキー?

以前テレビで明石家さんまが「俺には喉が二つあるみたいなもんで、喉枯れても二つ目の声がある」みたいなこと当然みたいな顔で言ってたんですけど、もしかして大知……

 

DMクルー紹介も無事に終え、大団円でライブが締めくくられた。上條頌のリアクション可愛すぎだろ。

 

 

 

 

 

 

 こんな感じです。映像見てないとこの駄文が何書いてるかほとんど分からないと思うので百聞はなんとやらです。

 コメント欄を見てると「勉強やりながら見ようと思ったら集中できない」「初めて見たけど意味が分からない」みたいなのが多くてavexもファンもしてやったりって感じです。これを機にBlack Hole沼にはまる人間が増えますように...

余談ですが、この映像が収録された円盤には、ホールツアーよりも前の東京国際フォーラムでのライブ映像も収録されてます。そちらもDamnやらメドレーやらこっちとは違った魅力があるので金銭的余裕のある方は是非。

 

avexさん、この調子で球体独演も公開してええんやで……?

 

 

 

nfield.hatenablog.com

 

三浦大知 NON STOP DJ MIX Vol.2が気持ち良すぎて昇天した

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DJ大自然にコテンパンにやられました。確実に息の根を止められた。

大自然ってキャップ被ってDJやってない時、絶対ただの肌のきれいなヤングなおじさんにしか見えないと思うんですけど、一たびDJのスイッチ入ったらもうホントにNON STOPおじさんになっちゃう。鬼。子供みたいな無邪気な笑顔してこちらの耳を溶かしに来る。恨みを買ったわけでもないのに。むしろCD買ったの俺なのに。
第一弾 DJ MIXの時点でもう十分トリップしそうになったけど(Hypnotized→Inside Your Head→Love is like a bass line→Who's The Man→Touch Meの流れ最強)、今回さらにMIXの威力に磨きをかけてきやがった。エグイ。本人も「全体的にかなり上手くいった」みたいなこと言ってたけど、BPMからリズムから歌詞から、昇天ポイントが多すぎる。第一弾よりノンストップ感マシマシ。右を向いても左を向いても三浦大知

というわけで29曲分感想長々書きますが、無論ネタバレの宝石箱や~~状態なので一聴してからでどうぞ。

 

 

 

1.EXCITE

まあ2010年代の大知つったらなんだかんだこれだよな~つーか音源で聴くの久々だな~~とか呑気なこと思ってたら

ワァン!(コッ…)この手の中ァ!(コッ…)進むべきラァイフ!(コッ…)生きてくだけぇ!(ビョォン…ビョォン…テテテテ…ビョォン…ビョォン…

 

2.Baby Just Time

ビビり散らかした。そんな鮮やかな繋ぎ方ある?

セトリ見た段階からどうすんだと思ってた部分なんだけど、大自然センパイマジパネエっス。

 

3.飛行船

前曲のアウトロがいい感じに尾を引いてる。やっぱりこの曲のイントロの「テンテレテン…」ていう音は印象に深く残るなあって感じ。

そして

 

4.Black Hole

ONE ENDにて披露され数多のファンを失神させたミックスアレンジ。初聴じゃなかったのでどうにか耐えたが、予備知識がなかったら「ヤベーーーー!!!」って言いながら町一周してた。

改めて音源で聴いても違和感ない。大知の声若ぇ~~ってくらい。完全にBlack Holeに移っても飛行船のアウトロがわずかに生きてるとことかなんかニンマリしてしまう。

そうしてサビでダンス脳内再生してたら

 

グォォン(テン)グォォン(テン)グワォォ(テン)ォォォォッ(テン)

ブラックホォゥ...テン(トゥテン)テンテンテン……

 

5.all converge on "the one"

卑怯だろ~。誰がそこ混ぜると思うんだよ。

もちろんこのアレンジ脱帽なんだけど、意味の上でも、「Black Holeがその質量によって周囲のものを引きずり込む→全てが一つに収束する」っていう見事な解釈。

 

6.世界

綺麗なメロディーから優しいメロディーへ。耳溶ける~。

「隣を見ればこうして君がいる」の歌詞がこの曲としっかりリンクしてて多幸感がすごい。あれ?俺、泣いてる……?

 

7.Darkroom

ウカウカしたら暗闇になっちゃったよ。

この曲で描かれる暗闇の中での二人も、歪んではいるが「君こそがこの世界のすべて」と言える関係で面白い。

というか長年の謎なんですけど最初なんて言ってんの?「ヤヴァイ…」て言ってね?

 

8.Breathless

Darkroomからのい、色気大知作戦……

 

9.MAKE US DO

確信犯だろ。色気から色気へ繋ぐんじゃないよ。

個人的にメサメサに好きな曲なのでもっとこの曲の披露多くてもいいと思います。

 

10.comrade feat.三浦大知

軽快なリズムと裏腹にじゅっくじゅくに熟した歌声が癖になるcomradeじゃねえか。やっぱいい曲だなおい。

 

11.普通の今夜のことを -let tonight be forever remembered-

き、気付いたら大知がドリカムと手組んでJPOP乗っ取りに来た……

「あなたの一生~」のとこ、何回聴いても刺さるいい歌詞だな~って痛感する。おい東出、聴いてっか?

 

12.Perfect Day Off

ラブラブソングゾーン突入。言ってしまうとこの曲ほんっとに終始何もしてないし、何の深い意味もないんですけど、声がいいから許されてる。ズルい。

 

13.Forever & Always

ラブラブ最終形態。大知の曲の中で多分一番ラブラブしてる。

これにバチバチコレオがあるのも驚いたし、COLORLESSツアーでやったのも腰抜かした。

 

14.I Remember

アコギの音色が気持ち良過ぎる曲第一位(俺調べ)。FEVERツアーのバンドアレンジ素敵でしたねえ。

 

15.U

 もっとライブで披露されていい曲TOP10入り(俺調べ)。ダンスもしっかり考えられてるし、絶対ライブ映えすると思うんですけど、大知君そこんとこどうすか?

 

16.Color Me Blue

メロディから「青」が伝わってくるすんごい曲。最初聴いた時「こんな曲も作れんだなあ」って感服した。

 

17.I'm Here

これまでにエールソングをたくさん作ってきた大知だけれど、この曲でキレイに実を結んだと思う。

今この瞬間を生きていくことを「踏み鳴らす」と表現するのも、ダンスを愛する彼らしい言葉。

 

18.Neon Dive

前曲とBPM揃い過ぎて泣いちゃう。

(RE)PLAYツアーで大盛況だったし、これももっとライブでやりましょう、マジで。コレオついてきたら泣いて喜ぶ。

 

19.DIVE!

ファンが絶対気に留めたタイトル繋がり。いきなり2番に飛ばしていくの好き。

 

20.全速力 feat.三浦大知

間奏のベースからの入り流暢過ぎておったまげ。

曲中にさりげなく混ぜられるEXCITEのフレーズ。ニヤニヤが止まんねえ~~~

第1弾でもそうだったように、やっぱ大知にとってKREVAとの出会いは計り知れないものだったんやなって、しみじみ考えながら聴いてたんですけど

 

全・速・力・で!パォン

テ~レレレ

全てがァ~~~(デレッ!)~~~(デレッ!)ァァァァ~~~(ドゥッパァン!)!!!!!(デレッ!)

 

俺「あぁぁァァァァ~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!」

 

追い討ちのごとく

 

オォオォォ!!!!(ドゥンドゥントゥッ!)オォオォォ!!!!(ドゥンドゥントゥッ!)

ホントの!!(ドゥッドゥッドゥッ)鼓動ォォ!!!!(ドゥッドゥッドゥッドゥットゥトゥトゥトゥトゥットゥッ!!)

 

デェン……デンデェン………

 

死にました。

 

 

21.Cry & Fight

いや…このマッシュアップは予想出来た奴いねえだろ……せいぜいアウトロイントロ繋げる程度かと思ってたらこんな…こんな……ひどい……最高………

 

22.Dancing With My Fingers

とか考えてたら「こっから本番だゴラァ!!!!!」っつってMIYAVIにギターでしばかれた。ひでえ。

変則的過ぎてチビったんですけど、C&Fのラストで涙を指で拭う振りがあるんでそれが関係してたら面白いなと思いました。

 

この曲ももっかいライブで聴きてえなと思ってアウトロよおく聴いてたら、おかしいな~、なんか奥の方に耳馴染みのあるリズムが聴こえるな~、おかしいなおかしいな~って…

ダンスィンウィズマィフィンガァズ!!!!

(テンテントコトン!!)

 

23.(RE)PLAY

優勝。例のポーズ決めてる大知が見える。ライブですっかり定番化したこのアレンジ、音源化ということで多くのファンが大満足。

余談ですけど「どっからでも(RE)PLAYしていいよ」ってこのMIXのこと言ってるように聞こえません?聞こえない?そう…

 

24.Unlock

Unlockの命!それはベースライン!!アウトロからベース聴こえた時ゾクッと来た。

 

25.Corner

激しいUnlockから一転、静かなピアノと穏やかな歌声の世界へ。

この曲ドチャクソ好きです。片隅とペアで作ったのもすげえし、大知の必殺技「静から動」の展開鮮やか過ぎ。

 

26.誰もがダンサー

やけにこの曲たち親和性が高いなと思ったら作曲の雰囲気似てません?細かな奇天烈な音がそこかしこに溢れてる感じ。伝わってんのかこれ。この曲もライブでもっとさ。ね。

 

27.COLORLESS

BPM君さあ……。示し合わせてる?

前曲で「誰もがダンサー」とか言って温かく受け入れといて急に「てめえ何色だ?俺は無色だよ」とか言い出した。ボースティングの切れ味バカみたいに増してるぞ。怖いわ。

 

28.綴化

球体の中でもより異質なこの歌を入れるの思い切ってるなと思ったんですが、考えてみれば「COLORLESS→いつか色褪せたこの世界」っていうシンプルな詞繋ぎでした。ただポップス並びのこのMIXの中だと13倍くらい浮きますね。

 

29.Blizzard

ラスボス。

「単色の大地」で綴化からの流れも引き継ぎつつ、EXCITEと同じく紅白出場曲になった、三浦大知を広く知らしめたこの曲で締めるのはまさしく総括だなって感じ。2020年代も、物語は続いていく。

 

 

 

 

全29曲、まとめると最高です。ただマジで全速力からC&Fの流れが完全にトリップ出来ちゃうので、全部聴く時間がない時もそこだけ摂取しちゃう可能性が高いです。大自然、恐るべし。

 

もちろん皆さんこの曲あの曲が入ってなかったってのはあるでしょうけども、大自然にそれをぶつけるのはやめましょうね。十分素晴らしい作品ですから。そんなねえ、Be Myselfが入ってなかったくらいで、ねえ。Be Myselfがないくらいでギャーギャー言っちゃダメですよ。Be Myselfがないからと言ってね。あーあ、Be Myself。

あ、もうこんな時間。んじゃ俺、Be Myselfあるから、そろそろ行くわ。

 

 

 

大自然先輩、次はマジでBe Myselfお願いします

 

ポルノグラフィティすごいぜ10選

ポルノグラフィティっていいよね。つーわけで10選。

 

 

Century Lovers(1stアルバム「ロマンチスト・エゴイスト」収録)

ファンからの人気が根強いポルノ初期の名曲。最高にノれるアップチューン。バブルやクラブを彷彿とさせるギラついたサウンドにのせた恋愛を一歩引いて説いたような歌詞が秀逸。ライブでの「Fu-Fu」のコール&レスポンスはお家芸。エビバディ、皆で、声出すーーー! \フゥフゥ/

 

空想科学少年(2ndアルバム「foo?」収録)

頭おかしいんじゃねえのと言いたくなる奇天烈で癖になるメロディ、未来の社会に思いをはせる純情な少年目線の歌詞(これがまた切ないったらありゃしない)、唐突なモンキーダンス…新藤晴一という男の才能がぎっちり詰まった曲。昭仁もうケガしないでね。

 

ネオメロドラマティック(17thシングル)

イントロのギターでテンションがおかしくなり死人も蘇る。疾走感あふれるギターリフにのった晴一のわけわからん歌詞が最高。

君はボイルした 時計の皮むきにただ夢中になっている

意味不明。最高。てかネオメロドラマティックって何?

 

ライン(6thアルバム「m-CABI」収録)

ポルノ史上最多の共感者を呼んだ(多分)最強ロックバラード。淡々と綴られた末にあらわになる「好きになりたくなかった」という悲しすぎる思い。溢れ出す気持ちを語るようなギター。切なさに寄り添う最エモギターソロ……俺はもうダメだ…全人類聴いてくれ…

デレレデーレーレデレレレーーーーッ!!!デレレデーレーレデレレルゥゥゥゥン…!!!

 

今宵、月が見えずとも(27thシングル)

作詞晴一×作曲昭仁の代表作。ラインもそうだが、この組み合わせのときは絶対名曲。恋に破れたどうしようもない男の悔恨の歌。歌詞は超ネガティブでダメダメなのに、サウンドがダンサブル過ぎて聴いていると体を揺らしたくなる悪魔の曲。

 

(31thシングル「君は100%」収録)

誰かと分かり合おうなんて正直めんどくさい

から始まる晴一の描くむき出しの負の感情、厭世観と、ゴリゴリのロックサウンドが癖になる一曲。ギターソロがマジで度肝抜かれるのだが、この曲の真価は狂ってるとしか思えないアウトロである。マジで聴く麻薬。

 

素敵すぎてしまった(9th アルバム「PANORAMA PORNO」収録)

過ぎ去った夢のような時間に縛られ苦しむ人の性をあまりに華麗な比喩と優しいメロディで歌った名曲。

失われていく様を 勤勉な監視官のようにじっと見つめてる

何その鮮やかな日本語…晴一ほんとに俺と同じ言語使ってる…?アウトロの色気たっぷりな昭仁の歌声と美しいコーラスで最後まで大満足。聴け。

 

ルーズ(36thシングル「カゲボウシ」収録)

マジで芥川賞受賞。ありがとうございました。国歌にしてほしい。何がヤバいってこの曲、離れ離れになってしまう恋人を描いてるんですけど、一人称が出てこない。さらには二人の具体的関係や、何が起こったのかすら描かれない。心情描写が断片的にあるかと思ったら世界の仕組みや愛について語られる。もうただの文学作品。そしてアウトロの歌う(誇張じゃなくマジで歌ってる)ギターソロはもはや人生。聴くべし。

 

ミステーロ(10thアルバム「RHINOCEROS」収録)

「ポルノといえばラテン」を体現した曲。異国情緒描かせたら日本最強。ひたすらに意味の分からない歌詞とラテンロックの親和性はまるでご飯と梅干し。

神話の中に捨てた首飾り

 

間違いだけで作る可憐なドレス

意味が分かった方はご一報ください。

 

 

カメレオン・レンズ(46thシングル)

新藤晴一最高傑作。「ありのままの真実など誰も見ていやしない」というテーマをもとに、すれ違うばかりの二人を描く。心情描写を情景描写にすり替え投影するのが天才的に上手い。つか天才。しかも情景描写の一つ一つが美しすぎて歌詞の意味が分からなくても「わかる…」つって泣いてる。さらには詞だけでなく、EDM要素を見事に取り入れたサウンドも中毒性MAX。そこに融合する最強ギターリフ、「ワットカラァ…」の色気、体が勝手に動いちゃうリズム、曲の世界観を23倍増しにしてるギターソロ、「かなぁ~~~」の裏声、ジャケ)挙げだすとキリないんでやめます。アカデミー賞受賞。国宝に指定しろ。とりあえず聴け。

 

 

以上、日本人なら聴いておきたい10曲でした。

 

血反吐吐いて外した名曲

マシンガントーク デッサン#1 愛なき… オレ,天使 ハート パレット ビタースイート Mugen  渦 蝙蝠  元素L  CLUB UNDERWORLD  カルマの坂   didgedilli メリッサ 見えない世界 月飼い 愛が呼ぶほうへ 夕陽と星空と僕 ラック シスター 天気職人 プッシュプレイ PRISON MANSION ジョバイロ  DON’T CALL ME CRAZY  Winding Road  横浜リリー グラヴィティ リンク ギフト アニマロッサ  瞳の奥をのぞかせて ロスト EXIT ワンモアタイム  LIVE ON LIVE  2012Spark メジャー メリーゴーラウンド 光のストーリー オー!リバル  ANGRY BIRD バベルの風 AGAIN  THE DAY  LiAR  真っ白な灰になるまで、燃やし尽くせ  Montage  Fade away  MICROWAVE  夜間飛行  前夜  海月 Zombies are standing out  VS  プリズム